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当流

とうりゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
いざや、小父者は能役者、当流第一の老手、恩地源三郎、すなわちこれ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
まだ一度も声は聞かず、顔はもとより見た事もなけれども……当流の大師匠、恩地源三郎どの養子と聞く……同じ喜多八氏の外にはあるまい。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
……で、これは、当流においても許しもの、易からぬ重い芸でありましての、われら同志においても、一代の間に指を折るほども相勤めませぬ。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
舞台の当日、流儀の晴業、一世の面目、近頃衰えた当流にただ一人、(古沼の星)と呼ばれて、白昼にも頭が光る、と人も言い、我も許した、この野雪与五郎。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
これは、「忘れられぬぞあのことを、」と申す方が弥陀の方より与え給う信心を現すのみか、本願を悦ぶ貌もあり、ずんと当流|易行の道に適うことである。
岡本かの子 取返し物語 青空文庫
これがまた当流易行の御趣旨でもあるからのう』源右衛門『恐れ入りましてございます。
岡本かの子 取返し物語 青空文庫
物好きな弁護士が写して相当流布していると聴いたからである。
織田作之助 世相 青空文庫
今度、同銀行蔵掃除について払下げに相成ったを、当商会において一手販売をする、抵当流れの安価な煙草じゃ、喫んで芳ゅう、香味、口中に遍うしてしかしてそのいささかも脂が無い。
泉鏡花 露肆 青空文庫