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飛越

ひえつ
名詞動詞-サ変
1
標準
jumping over (a hurdle)
文例 · 用例
出すかと思うと一飛びに土堤を飛越えてまた芒の上をチラリ/\して行く。
寺田寅彦 青空文庫
それから炭坑のトロ道が作る黒い投影の中を一散に走って、直方駅構内の貨物車の間を影のようにスリ抜けて、ほど近い日吉町の日吉旅館の裏手に来た青年は、素早く前後を見まわして、警戒のないのを見定めてから蔦蔓の一パイに茂り絡んだ煉瓦塀をヒラリと飛越えた。
夢野久作 女坑主 青空文庫
兎に角、文化の知識で押し詰められるまでは押し詰め、それから先、越えなくてはならない真理への境を、「信」で飛越して行って、真理を体験に持ち来し、それを生活力にしようというのが仏教の信仰の仕方です。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
(不器用千万なる身ぶりにて不状に踊りながら、白拍子のむくろを引跨ぎ、飛越え、刎越え、踊る)おもえばこの鐘うらめしやと、竜頭に手を掛け飛ぶぞと見えしが、引かついでぞ、ズーンジャンドンドンジンジンジリリリズンジンデンズンズン(刎上りつつ)ジャーン(忽ち、ガーン、どどど凄じき音す。
泉鏡花 多神教 青空文庫
あれから旅籠町へ抜けて、東四十物町を突切って、橋通りへ懸って神通を飛越そうてえ可恐い逸れ方だ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
その溝さ飛越して、その路を、」 垣の外のこなたと同一通筋。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
」「そのおなじ謡が、土塀の中からも、嗄声で聞こえるので、堪らなくなって、あとじさりをしながら、背後を見ると、今居たと思う蕎麦屋が影もなしに雪に消えたので、わッと云うと、荷のあった前を山を飛越すように遁げたんですって。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
「否、まあ、流した方は、お氣の毒な娑婆で一人流産をしませうけれど、そんな事よりお前さん、橋を渡らない前だと、まだ何うにか、仕樣も分別もありましたらうけれど、氣短に飛越して了つてさ。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
作例 · 標準
障害馬術の競技で、馬が見事な飛越を見せて観客を沸かせた。
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彼は陸上競技のハードル走で、スムーズな飛越を繰り返してゴールした。
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谷底を流れる川を、野生の鹿が一跳びで飛越していった。
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