尻切れ
しりきれ
名詞
標準
object cut off at the end
文例 · 用例
またその分析力が挫かれ物語としても尻切れになりかねないものや、一方で全容が明らかならずその説明も友人の好む曇りない論理の決め手というより揣摩憶測にしか基づかないものもある。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
尻切れトンボの二つ目の理由が気になって、ファウンデーション・シリーズの第一作、『銀河帝国の興亡1』を読み直してみました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
そして、もつと長い方が好いと思はれ、これでは冒頭の感想に照らして尻切れトンボではないかといふ気がした。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
彼は、その日何でも非常に汚い尻切れの草履をはいていた。
— 菊池寛 『出世』 青空文庫
あの尻切れ草履を預けて、下足札を貰えなかった自分と、今の自分とは夢のようにかけはなれている。
— 菊池寛 『出世』 青空文庫
ぺたりぺたりと尻切れ草履で、ほこりを立てながら、いかにもひもじそうに歩いて行く奴がある。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
粒桐の紋の小袖に八徳を着、角頭巾を右へなげ、尻切れをはき、杖をついて遠見をしてゐるらしいその姿は、遠州をしてすぐに宗匠利休を思はせました。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
尻切れとんぼに終らざるを得ない。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
この生地は尻切れなので、もう使うことができない。
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急いで作った報告書は、まるで尻切れトンボのようだった。
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古い絵巻物は途中で尻切れになっていて、結末が分からない。
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