味な
あじな
連体詞
標準
smart
文例 · 用例
必要もない肩を張つたり、無意味な猜疑の眼を向けたり、馬鹿げた警戒をしたりしてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
そんないやらしい隠れた意味など、寸毫もないわけだ。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
叙述でもなし、会話でもなし、描写でもなし、どうも不思議な、それでいてちゃんと独立している無気味な文体。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
「大鴉」からその音響を除いてしまへば、後に何も残るものはなく、無意味な文字の配列にしか過ぎないだらう。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
然るに日本の文壇では、これを単に、「現実」と訳したことから、日本の所謂レアリズムの文学が、単なる日常生活の事実を書き、無意味な現実を平面的に記述するに止まるところの、所謂「身辺小説」となつてしまつたのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
「味つき」と「味なし」と二通りあった。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
そこらの氷店へはいって休んだ時には、森の中にあふるる人影がちらついて、赤い灯や青い旗を吹く風も涼しく、妹婿がいつもの地味な浴衣をくつろげ姪にからかいながらラムネの玉を抜いていた姿がありあり浮ぶ。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
学校へ行って文明を教わっている村の青年たちには、裃をつけて菅笠をかむって、無意味なような「ナーンモーンデー」を唱える事は、堪え難い屈辱であり、自己を野蛮化する所行のように思われたのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
作例 · 標準
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