見世物小屋
みせものごや
名詞
標準
show tent
文例 · 用例
小学時代に、夏が来ると南磧に納涼場が開かれて、河原の砂原に葦簾張りの氷店や売店が並び、また蓆囲いの見世物小屋がその間に高くそびえていた。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
俺はな、あの、了いかけた見世物小屋の裏口に蹲んで聞いとったんだ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 赤熊のこの容態では、成程|立聴をする隠れ場所に、見世物小屋を選ばねばならなかったろう、と思うほど、薄気味の悪い、その見世物は、人間の顔の尨犬であった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
この節を機として、諸国より入り込みたる野師らは、磧も狭しと見世物小屋を掛け聯ねて、猿芝居、娘|軽業、山雀の芸当、剣の刃渡り、活き人形、名所の覗き機関、電気手品、盲人相撲、評判の大蛇、天狗の骸骨、手なし娘、子供の玉乗りなどいちいち数うるに遑あらず。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
熱鬧を極めたりし露店はことごとく形を斂めて、ただここかしこに見世物小屋の板囲いを洩るる燈火は、かすかに宵のほどの名残を留めつ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
」「見世物小屋さ」と白糸は異様の微笑を含みぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
「ははあ、見世物小屋とは異っている」 馭者は心ひそかに驚きたるなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
渠はもとよりこの女をもって良家の女子とは思い懸けざりき、寡なくとも、海に山に五百年の怪物たるを看破したりけれども、見世物小屋に起き臥しせる乞食芸人の徒ならんとは、実に意表に出でたりしなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
お祭り広場には、見世物小屋がいくつか並んでいた。
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見世物小屋の前では、呼び込みの声が響いていた。
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子供の頃、見世物小屋に入るのが少し怖かった。
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