初祖
しょそ
名詞
標準
the first generation of a family
文例 · 用例
あのエスペラントの初祖ザメンホフはいっております。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
)豐明節會の忌ごろも、童男のひとり、日蔭かづらや曳きかへる木のした路に、葉染の姫に見ぞ婚ひて、生れにし汝、黄櫨のうは葉はくれなゐに、また、榛樹の虚の實は、根に落ち鳴りて、常少女なる母宮の代としもなれば、すずろありきや許されて、さこそは獨り野木の枝に、占問ひ顏にたたずみて、初祖の人や待ちつらめ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
かくて彼は倫理学以外に存立しうる一個独立の科学としてわが経済学を建立し、自らその初祖となったものである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
芸術といえば、あの禁芸術売買の清雲寺の本山というのが、沼田の北三里余の迦葉山にある龍華院彌勒寺で初祖は天台の慈覚大師(円仁)、中興は慈運律師云々と書いたところで大した面白味もなかろうが、迦葉山は日本三天狗の一、大峰(大和)小峰(下野)の間に位する中峰、開運の神として附近の尊敬をあつめている。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
そして初祖以来、世々の群禅の末孫たちのうちには、解明のかぎをつかんだものも少なくはあるまいが、それはみな彼らの山房林室のうちにとどまり終って、ついに衆生のうちには、やはりさしたる影響ももたらさなかった。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
上野介は吉良家の初祖と、中興の祖と、自分との三つの像をその頃作らせて、此寺に納める宿願を立てていた。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
また、あれほどの大試合で、一家骨肉三名までが斃れ、弟子も離散した後、なお、吉岡憲法の名をついで、洛中に初祖憲法の声誉と家名を汚して歩いていた遺族があるとすれば、これは箸にかからないことになるが、落魄しても、室町兵法所出仕の息子や孫のうちで、そんな不心得者があったとは考えられない。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
この家系の初祖は、江戸時代に武士として仕えた人物だ。
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