黄蜀葵
とろろあおい異読 おうしょっき・とろろ・トロロアオイ
名詞多音語
標準
sunset hibiscus (Hibiscus manihot)
文例 · 用例
その硝子戸の外にも紅玉葵や黄蜀葵が咲き盛っていた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
彼は黄蜀葵の粉を繼ぎにして打つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
手桶の冷たい水で曝した蕎麥は杉箸のやうに太いのに、黄蜀葵の特色の硬さと滑らかさとで椀から跳り出し相に成るのであつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
黄蜀葵は能く畑の周圍に作られて短い莖には暑い日に大きな黄色い花を開く。
— 長塚節 『土』 青空文庫
黄蜀葵、土耳古皇帝鍾愛の花、麻色に曇つた眼、肌理こまかな婀娜もの――おまへの胸から好い香がする、潔白の氣は露ほどもない香がする。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
茴香、野罌粟、黄蜀葵、色々と物言ひかけるよその小花よりも、おまへたちの方がわたしは好だ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
十月の百花園で見たもの 清浦の馬面、ノビリティーナシ 写真 │ 黄蜀葵を一輪とって手に持つ。
— 宮本百合子 『一九二五年より一九二七年一月まで』 青空文庫
まるで、子供の頃見たパノラマのやうに、森や、寺や、川や、学校がチンマリとして、農家の小さい庭には木槿や百日紅、をどりこ草、黄蜀葵、サルビヤなどが盛りで、あんなに東京を離れることを淋しがつてゐた私も、まづ、こゝろ長閑になりました。
— 林芙美子 『谷間からの手紙』 青空文庫
作例 · 標準
黄蜀葵の花は、夏の朝に鮮やかな黄色い花を咲かせる。
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和紙の原料として使われる黄蜀葵の粘液は、独特の性質を持つ。
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庭に植えられた黄蜀葵が、美しい花をたくさんつけていた。
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