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弘布

こうふ
名詞
1
標準
文例 · 用例
兔に角キリスト教は、支那の孝道と調和せぬといふ點で、尠からずその弘布を阻止された事實は否定し難い。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
佛教の支那に將來されたのは、普通に東漢の明帝の永平十年(西暦六七)の頃と認められ、『漢法本内傳』(唐の智昇の『續集古今佛道論衡』引く所による)によると、その後ち間もなく永平の十四年に、五嶽の同士等佛教の弘布を憤り、道士の重なる者六百九十人上表して佛僧と術を角せんことを願ひ出た。
桑原隲藏 老子化胡經 青空文庫
當時の事情からいうても、新來※々の佛教に弘布の餘裕なく、從つて五嶽の道士と衝突する筈もない。
桑原隲藏 老子化胡經 青空文庫
そのためには、旧来の仏教を打倒して、現代に相応わしい活きた真理ある仏教を弘布せねばならぬ、というスローガンを掲げるのであって、之によって一見宗教批判の役目も果すらしいと共に、そうした宗教批判に堪え得る「本当の」宗教を再建しようとする本来の意図をも満足させることが出来るだろう。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
彼は単にマルクス主義の優れたる弘布者であったばかりでなく、マルクス・エンゲルスの根本思想の正統を継ぐ深刻にして独自な理論的闘将であり、正統マルクス主義の展開擁護のために誠に輝かしい独創を示した。
戸坂潤 辞典 青空文庫
ドイツのナチスはドイツ人が最も純粋なゲルマン文化を世界に弘布すべき文化的使命を持っているという、一つの政治哲学を以て最も政治的と云っていいような政治をやっているし、日本精神の宣揚という文化スローガンも実は同時に日本の政治哲学であって今日の日本の国際的国内的な政治行動の原則になっている。
戸坂潤 社会時評 青空文庫
この教僧侶の口により、世界各地の未開民族の間に、弘布せられたり。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
そういう点から日本人を非常に高く評価したシャビエルは、日本こそキリスト教の弘布すべき土地であると確信し、どんな危険を冒してでも日本に行こうと決心した。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫