鍼医
はりい異読 しんい
名詞
標準
acupuncturist
文例 · 用例
政宗と家康と馬の合ったように氏郷と仲の好かった前田利家は、温厚にして長者の風のあった人で、敵の少い人ではあったが、それでも最上の伊白という鍼医の為に健康を危うくされて、老臣の村井|豊後の警告により心づいて之を遠ざけた、という談がある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
持病ですから、わたくしも馴れてはいますが、それでも打っちゃっては置かれませんので、近所の鍼医さんを呼んで来て、いつものように針を打って貰いますと、まずいい塩梅におちつきましたが、母の癖で、癪を起しますと小半日は起きられないのでございます。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
いずれのほうじゃ」「いいえ、お鍼医の吉田|法眼さまでござります」「当人か」「ご後室さまでござります」「なに、ご後室とのう。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
隠宅というとふた間か三間の小さな家にきこえるが、法眼といえば位は最上、禄は百五十石、はぶりをきかした大奥仕えのお鍼医の未亡人がこの世を忍ぶ住まいです。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
※先生は祖父母に甘やかされて生長し、赤本を耽読して悉く之を誦じ、其他雑芸雑学に通じて衆愚に説法することを楽しむ一個の閑人であるが、胸に一物ある巧案という鍼医の画策によって文殊の再生と言い触らされ、其名も愛読書の猿蟹合戦に因んで猿蟹上人と改めて文殊菩薩直伝の智恵授所という看板を掲げることとなる。
— 桑木厳翼 『春水と三馬』 青空文庫
一高水泳部の起り 私が毎週治療を受けている平方さんという鍼医のところで、思わぬ旧知に出会うことがたびたびある。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
津浪に懲りて、はじめは高い処だけに住居を移していても、五年たち、十年たち、十五年二十年とたつ間には、やはりいつともなく低い処を求めて人口は移って行くであろう。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
男は口を二三度もぐもぐさしたが、やはりいい出せなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
彼は片頭痛の緩和のために、鍼医(鍼医)に診てもらうことにした。
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その鍼医(鍼医)は、痛みを和らげるために的確に鍼を配置した。
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私の友人は、ストレス解消のためにかかっている鍼医(鍼医)をとても信頼している。
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