候処
そうろうところ
表現
標準
just
文例 · 用例
陳者、予てより御通達の、潮流研究用と覚しき、赤|封蝋附きの麦酒瓶、拾得次第|届告仕る様、島民一般に申渡置候処、此程、本島南岸に、別小包の如き、樹脂封蝋附きの麦酒瓶が三個漂着致し居るを発見、届出申候。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
「復啓二月二十一日付を以て学位授与の儀御辞退|相成たき趣御申出|相成候処已に発令済につき今更御辞退の途もこれなく候間御了知相成たく大臣の命により別紙|学位記御返付かたがたこの段|申進候敬具」 余もまた余の所見を公けにするため、翌十三日付を以て、下に掲ぐる書面を福原局長に致した。
— 夏目漱石 『博士問題の成行』 青空文庫
御臨終の砌、嫡子六|丸殿御幼少なれば、大国の領主たらんこと覚束なく思召され、領地御返上なされたき由、上様へ申上げられ候処、泰勝院殿以来の忠勤を思召され、七歳の六丸殿へ本領|安堵仰附けられ候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
四 四月二十八日午前九時 今日は空前の早起致し候ため、実は雨でも降るかと心配仕り候処、春光嬉々として空に一点の雲翳なき意外の好天気と相成、明け放したる窓の晴心地に、壁上のベクリンが画幀も常よりはいと鮮やかに見られ候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
一、(前略)城より落つるもの三四人御座候処に、命を御助けなされ、其上金銀を下され、剰へその在所の内にて当年は作り取に仕り(後略)一、天下様仰出でられ候は(中略)、切利支丹の儀は、当歳子によらず御果しなされ候に相定め申し候。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
「安藤謹んで曰く、今日|蘆原を下人二三人|召連通候処、蘆原より敵か味方かと問、乗掛見れば、士一人床机に掛り、下人四五人|並居たり。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
此の一戦は「此方よりひたもの無理に戦を掛候処、|及一戦戦数刻|相支候て、半分は味方、半分は大阪方勝にて候ひつれ共、此方の御人数、|数多有之に付き御勝に成る」と『細川家記』にあるから、大阪方も必死の戦いをしたことが分る。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
「局中手勢の者ばかりにて、右徒党のもの、三條小橋縄手に二ヶ所|屯致し居候処へ、二手に別れ、夜四つ時頃打入候処、一ヶ所は一人も居り申さず、一ヶ所は多数潜伏し居り、兼て覚悟の徒党故、手向ひ戦闘|一時余の間に御座候」 局中とは新撰組のことだ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
作例 · 標準
まさかこんなことが起こるとは! 驚いた候処、彼はただ立ち尽くしていた。
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もしもの事態に備えるならば、食料は多めに用意しておくがよい。
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その件については、後で詳しく話そうと思っていた候処、彼から先に切り出された。
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