一万円
いちまんえん
名詞
標準
10,000 yen
文例 · 用例
蚊の撲滅 北米バルチモアーでは蚊のためにいろんな病気の流行るのを防ぐために一昨年市会で二万円ほど支出して撲滅にかかったが、結果がよかったので今年また一万円ほど支出したそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
妾のバッグにいま現金が一万円あるのよ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
大金といったって、十円の蝦蟇口から一円出すのはその人に取って大金だが、千万円の弗箱から一万円出したって五万円出したって、比例をして見ればその人に取って実は大金ではない、些少の喜悦税、高慢税というべきものだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
今かりにどれかの一枚を絶版にして、天下に撒布されたあらゆる標本を回収しそのただ一枚だけを残して他はことごとく焼いてしまったとしたら、その残った一枚は少なくも数百円、相手により場合によっては一万円でも買い手があるであろう。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
それに要する作業費が二三千円であるが、地形図の基礎になる三角測量の経費をも入れて勘定すると、一枚分約一万円ぐらいを使わなければならない、そのほかにまだ計算、整理、製図、製版等の作業費を費やすことはもちろんである。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
しかし、闇屋になって一万円もうけた時のことを考えたら、すぐトカトントンが聞えて来ました、 教えて下さい。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
恋愛はもとより、ひとの細君を盗むことや、一夜で百円もの遊びをすることや、牢屋へはいることや、それから株を買って千円もうけたり、一万円損したりすることや、人を殺すことや、すべてどんな経験でもひととおりはして置かねばいい作家になれぬものと信じていた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
一万円以上は、たしかに使った。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4