猫かぶり
ねこかぶり
名詞
標準
feigned innocence
文例 · 用例
「笑ふとも、猫かぶりの悪党さ。
— 原民喜 『背後』 青空文庫
妹は外でおとなしく、帰るとすぐ告げ口をするので、猫かぶりだといって、いつもおいてきぼりにされていた。
— 蕎麦屋の利久 『旧聞日本橋』 青空文庫
猫かぶりの客 救援隊ロケットの司令艇では、とつぜんのお客さんをむかえる準備にいそがしい。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
そこでは空気と太陽のかけらさえ淫売婦のように購入を強ひられる犬、猫かぶり、猿まね、下手くそなおーむども何とゆうちっぽけでみじめな宇宙だ!
— バイロン・ハイネ――獄中の一断想―― 『長詩』 青空文庫
隣家の人々――この猫かぶりめ、あいつはよく家へ夜なべをしに来た。
— LE VIGNERON DANS SA VIGNE 『ぶどう畑のぶどう作り』 青空文庫
なんのつもりでこんな装束をし、小夜更けの庭先なぞへ出て来たのかとたずねると、「あなたはご存じなかったでしょうが、妹めはとんだ猫かぶりで、評判どおり、谷戸の貧郷士を呼びこみ、抱きつくやら、しなだれるやら、さんざんな放埓をするのです。
— 久生十蘭 『うすゆき抄』 青空文庫
つまり猫かぶりでなくては成功しない土地で、心にもないお世辞を云い、見え透いたお上手をやらなければいけなかったのです。
— 大倉※子 『機密の魅惑』 青空文庫
へ、あの猫かぶりめ。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
作例 · 標準
「あら、可愛い!」と彼女は猫かぶりをして、意地悪な上司に媚びへつらった。
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普段は強気な彼が、好きな人の前では猫かぶりをしておとなしくなる。
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猫かぶりをして本当の自分を隠すのは、いつか苦しくなるだろう。
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標準
feigned ignorance
作例 · 標準
彼は「何も知りません」と猫かぶりをしたが、実はその計画の首謀者だった。
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試験で不正が発覚した時、友人は猫かぶりをして自分は無関係だと主張した。
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上司に問題点を指摘されても、彼は猫かぶりをしてごまかそうとする癖がある。
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