様行
ようぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
(あれ、貴僧、那様行儀の可いことをして被在しつてはお召が濡れます、気味が悪うございますよ、すつぱり裸体になつてお洗ひなさいまし、私が流して上げませう。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
震える手で明い処へ持出して、顔を見られまいと、傍目も触らず、血の上った耳朶を赧うして、可愛らしく畏って、右見左見、「おやおや、大倭家内松山峰子様行と書いてあるねえ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
」「わたしもご同様行かないつもりです」とレベジャートニコフは言った。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
表情を表現することは或いは地顔並みの俳優にも行くことかもしれませんが、元来隈取りのしっくりとは乗らない未開墾未訓練の「顔」を以ってして、そのカブキ隈の中で、云い代えればカブキ芸の中で、六代目的近代カブキの表現を直ぐ様行おうとすれば、そこに無理を伴うこと、少なくないでしょう。
— 木村荘八 『役者の顔』 青空文庫
「じゃ、私が留守番していますから、お嬢様行っていらっしゃい」 家に居残るよりも、その方がいくらか恐しくなかったと見えて、美和子は直ぐに外へ馳け出した。
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫