真那伽
まなか
名詞
標準
incense variety used in kōdō (orig. from Malacca)
文例 · 用例
なまなか伝説的存在にされてあゝ、この言語玩弄者達の世に、なまなか伝説的存在にされて、(パンを奪はれ花は与へられ)あゝ、小児病者の横行の世に!
— 中原中也 『(辛いこつた辛いこつた!)』 青空文庫
なまなかそれをいつかどな理由をつけて、その理由への対策を講じてみたつて、暗い女が明るくならうとしてアバズレになるみたいなもんだ。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
さして何もしなかつた人といふのは、なまなか人の袖と自分の袖を比べてみるやうなことばかりに心を用ゐたのかもしれない。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
文學上における主觀主義者――それ故にまた浪漫主義者――としての私の立場は、芥川君の「あまりに文藝的な」「あまりに觀照的な」態度を好まなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
雨は晩になってもやまなかった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
所がヴァニティの方が魂のことの方より少しゝか先に進まなかつたので、そして両方大きかつたので、或時期に至つて魂のことの方が先になつたのです、晩熟しました。
— 中原中也 『小林秀雄小論』 青空文庫
なまなかに男振りが少し佳く生れて來たばかりに、女どもが、かへつて遠慮しておれに近寄らない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
而も下りたとして、私はその埃りの道に困るだけのことになるかも知れない、――回想的な気持でなんかなしに暮すことこそ、濃い回想を抱くことにもなるのであらうから、なまなか昔ゐた所をも一度なんと思つて下車することは多分愚劣であらうが、下車するであらう……。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
作例 · 標準
聞香の会で、珍しい真那伽の香りが披露された。
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真那伽は香道において貴重な香木の一つとして知られている。
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東南アジア原産の真那伽は、独特の甘く深い香りを特徴とする。
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