強馬
きょうば
名詞
標準
文例 · 用例
思うさま言ッて言ッて言いまくッて、そして断然絶交する……イヤイヤ昇も仲々|口強馬、舌戦は文三の得策でない。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
一、必ず着に来るべき剛強馬二、三頭あるとき、決してプラッセの穴を狙うなかれ。
— 菊池寛 『我が馬券哲学』 青空文庫
四寸の強馬は分に過ぎたものに違いないが、しかし乗って面白いのは、やはり少々分に過ぎたものを乗りこなすところにあるようじゃ」「左様でございますとも、そのお心がけさえおありなされば、どのようなお馬にお召しなされてもお怪我はあるまいと存じまする。
— 伯耆の安綱の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「いや、飛んだ口強馬で、私の手には合ひませんよ」 主人と平次は囁き交します。
— 酒屋忠僕 『錢形平次捕物控』 青空文庫
いかに精兵強馬の金剛軍をもって、焦土の占領地を満たしても、一般領民は、それをもってすぐ永久の支配者とは想像しなかった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
(呉の孫策、度々、奏聞をわずらわし奉り、大司馬の官位をのぞむといえども、ご許容なきをうらみ、ついに大逆を兆し、兵船強馬をしきりに準備し、不日都へ攻めのぼらんの意あり、疾くよろしくそれに備え給え) こういう内容である。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
一、曹操は威雷電のごとく、その強馬精兵は久しく名あるところ。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
弱冠の無礼を」「いや自分こそ、国主の威厳を犯し、多罪、死に値します」「ふかく思うに、曹操が積年の敵と見ているものは、わが東呉の国と、劉予州であった」「お気づきになりましたか」「しかし、わが東呉十余万の兵は、久しく平和に馴れて、曹操の強馬精兵には当り難い。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫