応じて
おうじて
表現
標準
in proportion to
文例 · 用例
東京|帝国大学の招聘に応じて、松江や熊本の地を去ったことも、同じくヘルンの身にとっては、愛する妻への献身的な犠牲だった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
さいわい、山崎氏には、浅見、尾崎両氏の真の良友あり、両氏共に高潔俊爽の得難き大人物にして帷幕の陰より機に臨み変に応じて順義妥当の優策を授け、また傍に、宮内、佐伯両氏の新英|惇徳の二人物あり、やさしく彼に助勢してくれている様でありますから、まずこのぶんでは、以後も不安なかるべしと思います。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
その若先生が折々自分の我儘な願いに応じて「化学的手品」の薬品を調合してくれたりした。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
自分はどういう訳かその鷹がひどく欲しかったので、彼の申込みに応じて品は忘れたが彼の要求するものを引渡した。
— 寺田寅彦 『鷹を貰い損なった話』 青空文庫
その人間の廻転する円の半径がだんだん小さくなるに従って、鳥から見たそれの角速度は半径と逆比例して急激に増大して来るのであるから、鳥の注意と緊張もそれに応じて急激にしかし連続的加速度的に増大を要求されるであろう。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
しかしそればかりで出来るのではない、万年雪や氷は、塑造的物質になって、その通過する地床の傾斜に、少しでも変化があれば、氷雪はそれに応じて裂罅を作ること、渓流の「渦巻き」が、いつ見ても一つところに、居据わりのように出来ているのと同じく、クレッヴァスも毎年同一の地点に出来る現象を呈する。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
私は時と場合とに応じてこの札の裏表を使い分ける事を教えられた。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
第二には船の中に大きな空室を作り、その中に水を満載し、船の動揺に応じて適当に水を動揺させ、その作用で横揺れを防ぐという工夫が今より二十年前、英国の二、三の汽船に応用されたが、あまり面白くなかったと見えてその後は用いられぬ。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
作例 · 標準
例句