諷歌
そえうた
名詞
標準
allegorical form (of waka)
文例 · 用例
そして、ふと渋い顔になって、「――そもそも忍びの術とは、古代道臣命勅を奉じ、諷歌倒語を用いられしことは書紀にも見えておるが、後世この法が近江の甲賀に伝えられて、天地人の和を以って行われたのが、甲賀流忍術である……」 云々と、忍術の講義をはじめている内に、一番鶏の鳴声が聴えた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
神武天皇大和入りの初めを伝へる日本紀の伝へには、諷歌・倒語を以て、目に見え、見えぬ兇悪を従へられたと言ふ。
— 折口信夫 『日本文学における一つの象徴』 青空文庫
諷歌といふのは、御方だけに通じて、敵には実義のわからぬ表現なのである。
— 折口信夫 『日本文学における一つの象徴』 青空文庫
神武天皇が、道臣命にこつそり策を授けて、諷歌倒語で、国中の妖気を掃蕩せしめられたと日本紀にある。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
作例 · 標準
この和歌は、表面的な意味だけでなく、隠された諷歌としてのメッセージも含まれている。
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古典文学の分析では、作者が込めた諷歌の意図を読み解くことが重要だ。
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彼は、権力者を風刺する諷歌を、巧みに短歌に織り交ぜて発表した。
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