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粘力

ねんりょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
如何にも感情の浅い、粘力のない女だった。
小林多喜二 党生活者 青空文庫
毒水を被らない方の粉では、團子を拵らへ燒餅を拵らへると云ふことが出來るが、毒水を被つた方のは粉に粘力が無くなつて、團子にも燒餅にもならない。
田中正造 公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書 青空文庫
ナガイモの方には粘力が比較的少なくて劣っている。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
この樹の材は堅いには堅いが存外脆く粘力に乏しく、決して強靱では無いから、ソノ細かいカナメを作るには固より不適当である。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
どうした粘力だろう。
水の巻 宮本武蔵 青空文庫
自分以上の力の者に向えば向うほど、その「粘力」を出すのである。
風の巻 宮本武蔵 青空文庫
かれはまた、草木の中を歩いて、紫、藍、紅、さまざまな花をもんで試みたが、どれも日光にあえば色を失うのみか、筆にかかる粘力がない。
木曾の巻 鳴門秘帖 青空文庫
豹の四|肢のごとく、伸縮の自由な孫兵衛の腕ぶしには、一種の粘力があってなかなかあなどり難い。
木曾の巻 鳴門秘帖 青空文庫