華香
けこう
名詞
標準
flowers and incense (given as a Buddhist offering)
文例 · 用例
大分以前京都のある呉服屋が栖鳳、香※、芳文、華香の四人に半截を一枚|宛頼んだ事があつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
出来上つてから店の番頭が金子一封を持つて華香氏の許へお礼に往つたものだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
猫のやうな京都画家のなかで、唯一人|吼える事を知つてゐる華香氏は、番頭の前でその封を押切つてみた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」と華香氏は番頭の顔を見た。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」 華香氏は鼻毛を一本引つこ抜いて爪先で番頭の方へ弾き飛ばした。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」 華香氏は坐禅をした人だけに、蛙のやうに水を見ると飛び込む事を知つてゐた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」と華香氏は大真面目な顔をして胡坐を組んだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
それを見て華香氏は静かに言つた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫