為遂げる
しとげる
動詞
標準
文例 · 用例
目を瞑ると、声を掛け、「しかし客人、死を惜む者は殺さぬが又|掟だ、予め聞かう、主ある者と恋を為遂げるため、死を覚悟か。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
」「そこで君に注意して貰ひたいのは、そんな冒険な事を旨く為遂げるには、そいつが非常な軽捷な奴でなくてはならぬと云ふ点だ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
僕の説明するのはさう云ふ軽業が不可能でないと云ふのが一つで、それからこれを為遂げるのは、非常に軽捷な奴でなくてはならぬと云ふのが二つだ。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
おまへは決心をしてそれを為遂げることの六ヶ|敷方には違ひ有ません。
— 若松賤子 『黄金機会』 青空文庫
どんな詰まらぬ事にもせよ、此流義で為遂げる。
— VATER SERGIUS 『パアテル・セルギウス』 青空文庫
夜陰に乗じて事を為遂げるのは、元よりこんな場合の法則だが、その夜も来ない夕刻から、番所の前の往来は、一の柵も二の柵も閉まって、すわといえば鳴子が鳴りそうだ。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
いったい、どんなにして、それを仕とげるのだろうか。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
このような人間を退治たところで、自分が久しく企てている、一大事を仕とげる足しにもならず、かえって障害になるくらいだ。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫