聊斎志異
りょうさいしい
名詞
標準
Strange stories from a Chinese studio (by Pu Songling)
文例 · 用例
三年ほど前に、私は聊斎志異の中の一つの物語を骨子として、大いに私の勝手な空想を按配し、「清貧譚」という短篇小説に仕上げて、この「新潮」の新年号に載せさせてもらった事があるけれども、だいたいあのような流儀で、いささか読者に珍味異香を進上しようと努めてみるつもりなのである。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
聊斎志異の水莽草とは違って、この幽霊藻は毒草ではないということだ。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
蒲留仙はこうして旅人を待っていて、茶を勧め、淡巴菰を喫まして、牛鬼蛇神の珍らしい話をさせ、それを「聊斎志異」の材料にしているところである。
— ――序に代へて―― 『涼亭』 青空文庫
要するに六朝小説は支那文学の源泉で、それが小説になり、戯曲になり、詩になり、その流れは『捜神記』『剪燈新話』『西湖佳話』『聊斎志異』というような怪譚小説になった。
— 田中貢太郎 『怪譚小説の話』 青空文庫
(昭和二年七月、渋柿) *「聊斎志異」の中には、到るところに狐の化けたと称する女性が現われて来る。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
宋以来支那に跋扈する五通神は、馬豚等の畜生が男に化けて降り来り、放まに飲食を貪り妻女を辱しむる由(『聊斎志異』四)、これは濫行の悪漢秘密講を結び、巧みに畜の状をして人を脅かし非を遂げたのであろう。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
剪燈新話や聊斎志異がひろく読まれている国だから、こういう想像説も生れて来そうなことさ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
清朝の書物はあまりに輸入されなかったが、あるいは時代の関係からか、康煕乾隆嘉慶にわたって沢山の著書があらわれているにもかかわらず、江戸時代の怪談にはかの『聊斎志異』を始めとして、『池北偶談』や『子不語』や『閲微草堂筆記』などの系統を引いているものは殆ど見られないようである。
— 岡本綺堂 『妖怪漫談』 青空文庫
作例 · 標準
秋の夜長に『聊斎志異』を読み耽っていると、どこからか狐の鳴き声が聞こえた気がした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
中国文学の授業で、『聊斎志異』に描かれる異類婚姻譚についてレポートを書いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「『聊斎志異』に出てくる幽霊は、怖さよりもどこか哀れみを感じさせるね。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
『聊斎志異』 は、中国の清代前期の短編小説集。作者は蒲松齢。
出典: 聊斎志異 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0