発之
はつの
名詞
標準
文例 · 用例
だから、記紀は出来るだけ漢文訓みで通らうとすれば通れるけれども、最後には、さう言つた和文臭の所があつて、譬へば天地初発之時を「あめつちの初めの時」と訓まねばならぬ様な癖が出来てくるのである。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
独り『古事記』は、此の如き、語弊ある文字を用いずして「天地初発之時」の六字を以て、その巻を開く。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
『古事記』に曰く、天地初発之時、高天原に成りませる神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
古史神話が、其はじめに於て、天地初発之時、独化三神の自ら化生せしを説き、此に至りて、此神力の活動によりて、起れる、混沌の剖判によりて、天地の形の定まりしを説くは、其記事の順序に於て、甚だ合理的なり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神、訓高下天云阿麻、下效此。
— 解説 『古事記』 青空文庫
天地初發之時の句にしても、アメツチノハジメノトキ、アメツチノハジメテオコリシトキ、アメツチノハジメテヒラクルトキなど、さまざまの讀み方が考えられている。
— 解説 『古事記』 青空文庫