ハバネラ
ハバネラ
名詞
標準
habanera (style of slow Cuban dance)
文例 · 用例
カルメンがハバネラを歌いつつドン・ジョゼに媚びる態度は coquetterie には相違ないが決して「いき」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
繊細な技巧と熱情が美しく波うつスキッパのハバネラは、人間のいない薄いうたいかたでは、どんな派手な声を仕上げてもだめなものだという証をしながら、聞くものの心を深い陶酔にひきこんだ。
— 久生十蘭 『蝶の絵』 青空文庫
「いまのハバネラで思いだしたが、バタヴィアの戦犯裁判にかけられたなかに、比島の若い娘たちにたいへんな人気があって、『蝶』という愛称で呼ばれていた日本人がいた」 須田が気のない調子でたずねた。
— 久生十蘭 『蝶の絵』 青空文庫
「ホッホホホ、気がお付きになって、カルメンの節奏曲よ、今にハバネラが始まるワ、そして、私にも歌えというんです」「あなたに?
— 野村胡堂 『焔の中に歌う』 青空文庫
ピアノで「ワルツ形式による練習曲」のコルトー(ビクターJD一九六)、ヴァイオリンで「序奏部と狂想的回旋曲」のハイフェッツ(ビクターJD八二九)、「ハバネラ」のハイフェッツ(ビクターJD一二九二)などの方が通俗的で面白かろう。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
それでもコロムビアのニノン・ヴァランが歌う「ハバネラ」や「セギディリア」などは、さすがに昔の大カルメン歌手らしく優れたものだ。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
カルメンと同じスペイン人で、若くて死んだスペルヴィアの「ハバネラ」や「セギディリア」も異色がある。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
『ハバネラ』の良さは曲の面白さよりは、むしろ技巧の美しさにある。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の指先から奏でられるハバネラは、聴衆を魅了した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
情熱的なハバネラの調べに合わせて、カップルがフロアで踊り始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ビゼーのオペラ「カルメン」には有名なハバネラのアリアがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
ハバネラ は、特徴的なリズムを備えたキューバの民俗舞曲およびその様式。キューバ音楽の最も古い大黒柱であり、世界中に送り出された最初のキューバ舞曲である。
出典: ハバネラ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0