盛り塩
もりじお異読 もりしお
名詞
標準
placing salt by the entrance to one's establishment to bring good luck
文例 · 用例
綺麗に掃除がすんでお客の上がる入り口の閾の上にピラミッド式の盛り塩が、三つばかり人待ち顔に並んでいた。
— 公娼存廃論者への参考資料としての実例 『ある遊郭での出来事』 青空文庫
陶器瓦を敷きつめた広い玄関を綺麗に洗ひ流して盛り塩をした様も、見た眼にもすが/\しかつた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
入口の敷居の土の上に、一握りの盛り塩が円錐形の姿を崩さず、鮮やかな形で眼についたからだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
(略)店は二間間口の二階造り、軒には御神燈さげて盛り塩景気よく、空壜か何か知らず銘酒あまた棚の上にならべて帳場めきたる処も見ゆ。
— 永井荷風 『桑中喜語』 青空文庫
浅草橋 一葉の娼家には「軒に御神燈さげて盛り塩景気よく、空壜か知らず、銘酒あまた棚の上にならべ」とある。
— 木村荘八 『「いろは」の五色ガラスについて』 青空文庫
「なんだい、栄ちゃん」「すみよし」と栄二は口の中で呟いた、「聞いたことがあるようだな」「柳橋の料理屋だよ、すみよし、とくい先じゃあねえか」「そうじゃあねえ、柳橋じゃあねえ、どこかよそで聞いたことがあるんだ」 のれんを掛け終った女は、足許の盛り塩をよけて、家の中へはいった。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の両脇に盛り塩をして、商売繁盛を願った。
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新しいお店を開く前には、縁起を担いで盛り塩をする人もいる。
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旅館の入り口には、清めの盛り塩が美しく置かれていた。
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ウィキペディア
盛り塩(もりしお、もりじお)は、塩を三角錐型あるいは円錐型に盛り、玄関先や家の中に置く風習である。
出典: 盛り塩 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0