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手回り

てまわり
名詞
1
標準
at hand
文例 · 用例
たとえば電車や公共建築物設備の不完全あるいは破損のために将来当然に起こるべきけがや病害を、とかく不手回りがちな当局者に先だって発見し注意したい。
寺田寅彦 一つの思考実験 青空文庫
だがたいていけりがついたから、おれは少しばかり手回りの荷物だけ持って一足先にここに越して来たのだ。
有島武郎 或る女 青空文庫
台所などをさせずに、小間使いとして手回りの用事でもさせたら顔かたちといい、性質といい、取り回しといいこれほど理想的な少女はないと思うほどだった。
有島武郎 或る女 青空文庫
愛子は煤けた障子の陰で手回りの荷物を取り出して案配した。
有島武郎 或る女 青空文庫
住持の好意によって、手回りの品物が給せられた。
菊池寛 乱世 青空文庫
万事手回りかねる際とて、椅子も粗末なものを並べて間に合わせてある。
第二部上 夜明け前 青空文庫
処でこの云わば制度と制度習得感としての習俗が、一見片々たる細々した手回り品や言葉身振りにまで細分されて捉えられた場合が、恐らく風俗というものだろう。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
処が公式は単に訓練上だけではなくいつも論証上の又広く制作上の目的に実地に技術的に役立てられるべきもので、古典のように過去のどこかに位置する事物ではなく、現在日常的に手回り近くに用意されてある処の観念的な生産用具に他ならないのである。
――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 日本イデオロギー論 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも仕事で使う道具を手回りの場所に置いている。
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手回りの品だけを持って、急いで家を出た。
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食事の準備をする前に、手回りのものを片付けた。
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