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馬船

うまぶね
名詞
1
標準
horse-carrying military ship
文例 · 用例
……その玄關が六疊の、右へ※り縁の庭に、物數寄を見せて六疊と十疊、次が八疊、續いて八疊が川へ張出しの欄干下を、茶船は浩々と漕ぎ、傳馬船は洋々として浮ぶ。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
二筋、三筋、流れを合せて、濤々たる水面を、幾艘、幾流、左右から寄せ合うて、五十傳馬船、百傳馬船、達磨、高瀬、埃船、泥船、釣船も遠く浮く。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
私はその小女から、帆柱を横たえた和船型の大きな船を五大力ということだの、木履のように膨れて黒いのは達磨ぶねということだの、伝馬船と荷足り船の区別をも教えて貰った。
岡本かの子 河明り 青空文庫
少し離れて団平船と、伝馬船三|艘とが井桁に歩び板を渡して、水上に高低の雪渓を慥えて蹲っている。
岡本かの子 河明り 青空文庫
船乘彌三郎は小さい傳馬船に乘つて、今しもぱつと投網を打つた所である。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
左隣の船は運送会社のマークの付いた高提灯を立て、紅白の幕で飾った会社の社員や関係者の家族の乗込んだ伝馬船で、シャツの上衣の良人が舷からガーゼの簡単着を着たこどもにおしっこをさせていますと、その妻は「酔ってるから、あなた、坊や落っことしちゃいけませんよ」と後から危がっています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
馬船なら漸く二艘だけすり違えられる枝川であります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
八丁堀の伝六親方を知らねえかッ」 まことに伝六の名声広大とも広大――といいたいが、実は八丁堀といった啖呵がものをいったとみえまして、通りすがりの伝馬船が倉皇としながら舳先を岸へ向けましたので、ふたりはひらりと便乗――まだ混乱のままでいる現場へこがしていってみると、しかるにこれがすこぶる奇態です。
へび使い小町 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
例句