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象皮

ぞうひ
名詞
1
標準
文例 · 用例
故にある人はいう、ヨブの病気は癩病の一種なる象皮病にして、この病は精神の異常を起しやすきもの故、彼はかかる故なき迷想を抱くに至ったのであると。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
皮も全体、立派で丈夫な象皮なのだ。
宮沢賢治 オツベルと象 青空文庫
おまけに、台詞以外には吃る癖もあり、かつは永らくの阿片吸飲者でもあって、皮膚にはどこか薄気味悪い――まるで象皮腫のそれのような浮腫が一面に拡がっているのだった。
小栗虫太郎 人魚謎お岩殺し 青空文庫
暫くするとお玉は起って押入を開けて、象皮賽の鞄から、自分で縫った白金巾の前掛を出して腰に結んで、深い溜息を衝いて台所へ出た。
森鴎外 青空文庫
彳める人は高等中学の制服の上に焦茶の外套を着て、肩には古りたる象皮の学校|鞄を掛けたり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
例せば一六七六年マドリッド板、ナヴァレッテの『支那帝国誌』一二頁にいわく、すべて支那の裁判所はその高下に随って大小の太鼓を備え、訟あるごとにこれを打つ、南京の法庁にある者、殊に大きく象皮一枚を張り、大なる棒を高く荒縄で釣るしてこれを打つと。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
唐の不空が詔を奉じて訳した『金剛恐怖集会方広軌儀観自在菩薩三世最勝心明王経』という法成寺からツリを取るほど長い題目の仏典に、摩訶迦羅天は大黒天なり、象皮を披き横に一槍を把る云々。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
象皮を張ったは大黒もと象頭のガネサより転成せしを示す。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫