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こいさん

こいさん
名詞
1
標準
youngest daughter (of a good family)
文例 · 用例
「なあ、こいさん、雪子ちゃんの話、又一つあるねんで」「そう、―――」姉の襟頸から両肩へかけて、妙子は鮮かな刷毛目をつけてお白粉を引いていた。
上巻 細雪 青空文庫
―――よう知ってるなあ、こいさん」「知ってるわ、そんなこと」一番年下の妙子は、二人の姉のどちらよりもそう云うことには明るかった。
上巻 細雪 青空文庫
こいさんどう思う」「これやったらまあ平凡や。
上巻 細雪 青空文庫
と、或る時幸子は、「お宅のこいさんが奥畑の啓坊と夙川の土手を歩いてはったのを見た」と云って、注意してくれた人があったのではっとした。
上巻 細雪 青空文庫
で、その日、奥畑を送り出したあとで、しょざいない時にはそうするのが癖の、ひとり応接間のピアノに向ってあれかこれかと譜本を引っぱり出しながら弾いているところへ、頃合を測って夙川から戻ったのであろう、妙子が何気ない顔をして這入って来たのを見ると、幸子はちょっと手を休めて、「こいさん」と云った。
上巻 細雪 青空文庫
「なあ、こいさん、―――」と、幸子は、引っかけてみた衣裳が気に入らないで、長襦袢の上をぱっと脱ぎすてて別な畳紙を解きかけていたが、ひとしきり止んでいたピアノの音が再び階下から聞えて来たのに心付くと、又思い出したように云った。
上巻 細雪 青空文庫
「ほんに、云うてるわ」「そんなら、あの、露芝のんは」「どうやろか、―――ちょっとあの帯捜して見て、こいさん」三人のうちで一人洋装をしている妙子は、身軽に彼方此方と、そこらに散らばった畳紙の中味を調べてみて、それを見附けると又姉のうしろへ廻った。
上巻 細雪 青空文庫
―――何でやねん、こいさん」「帯が新しいよってにキュウキュウ云うねんが。
上巻 細雪 青空文庫
作例 · 標準
船場にある商家では、末娘のことを親しみを込めて「こいさん」と呼ぶ。
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こいさんは甘やかされて育ったが、芯の強い女性へと成長していった。
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こいさん、ちょっとお遣いに行ってきとくれ」とお手伝いさんが声をかける。
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