応繩
おうなわ
名詞
標準
文例 · 用例
狂人のように家へ駈け込んだ彼は、大声を張り上げて家中の者を起すと同時に、番頭喜兵衛の采配で手代の一人は近所にいる出入りの医者へ、飯焚きの男が三町おいた番太郎の小屋へ、そして発見者たる彼仙太郎はこうして一応繩張りである藤吉の許まで知らせに走ったのであった。
— 宇治の茶箱 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
今朝になつて、賭場で見付け出し、一應繩を掛けて自身番に預けてあるが、何を訊いても知らぬ存ぜぬだ」 辨慶の小助は側からくちをいれました。
— 遠眼鏡の殿樣 『錢形平次捕物控』 青空文庫