合綴
がってつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
binding several papers or booklets into one
文例 · 用例
しかし現存している一巻には、この国文八枚が紅色の半紙に写してあって、その前に白紙に写した漢文の草稿二十九枚が合綴してある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
本年発行の『|社会政策及び立法に関する年報』第四巻(第五冊及び第六冊|合綴号)を見ると、ミュンスター大学教授プレンゲ氏の「経済発展の階段*」と題する一論があるが、その冒頭には次のごとく述べてある。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
この「講義録」は元来四十八号二十四冊より成りたるも、昨年これを合綴して六大冊にいたしました。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
再版は購読者の便をはかり、各部門につきてこれを合綴し、目録および付録を増加し、八大部門を合して六大冊となす。
— 再版につきて一言を題す 『妖怪学講義』 青空文庫
背後の村には燃えさしの家が、ぷすぷす燻り、人を焼く、あの火葬場のような悪臭が、部隊を追っかけるようにどこまでも流れ拡がってついてきた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
面くらいやアがってつかまる処をな、金満の奴さん恩儀を思って、無性に難有がってる処だから、きわどい処を押隠して、ようよう人目を忍ばしたが、大勢押込んでいるもんだから、秘しきれねえでとうどう奥の奥の奥ウの処の、女の部屋へ秘したのよ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
そして一人ずつ石段をあがってつくのだが、一人のつく数は三つにきめられた。
— 新美南吉 『ごんごろ鐘』 青空文庫
自分はひとりで縁鼻へ座ぶとんを運んで、手摺りにもたれながら向こう座敷の明るい電気燈やはでな笑い声を湿っぽい空気の中から遠くうかがってつまらない心持ちをつまらないなりに引きずるような態度で、煙草ばかり吹かしていた。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
作例 · 標準
バラバラになっていた過去の領収書を、年度ごとに合綴してファイリングした。
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「この二冊のパンフレットを合綴して、一冊の総合カタログとして配布してください」
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会議のレジュメと参考資料を合綴し、クリップで留めて全員に配り終えた。
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雑誌の付録だった小冊子を本体に合綴して、書架の整理を行いやすくした。
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