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金満

きんまん
名詞形容動詞頻度ランク #40856 · 青空 116
1
標準
being rich
文例 · 用例
これに比べると金満家と彫刻家とは簡にして要を得ているようである。
寺田寅彦 映画雑感(5) 青空文庫
おい皆聞かっし、初手はな、支那人の金満が流丸を啖って路傍に僵れていたのを、中隊長様が可愛想だってえんで、お手当をなすってよ、此奴にその家まで送らしておやんなすったのがはじまりだ。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
面くらいやアがってつかまる処をな、金満の奴さん恩儀を思って、無性に難有がってる処だから、きわどい処を押隠して、ようよう人目を忍ばしたが、大勢押込んでいるもんだから、秘しきれねえでとうどう奥の奥の奥ウの処の、女の部屋へ秘したのよ。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
さ、こういう因縁があるんだから、たとい世界の金満におれをしてくれるといったって、とても謂うこたあ肯かれない。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
なかなか良う調べが届いとる」「その骨折りの甲斐があってか、去年の十二月に御城下でも蔵元屋に次ぐ金満家、福岡本町の呉服屋、襟半の若主人で、堅蔵で悧発者という評判の半三郎という男の嫁にという話が纏まって、結納まで立派に済んどる。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
頬白、山雀、雲雀などが、ばらばらになって唄っているから、綺麗な着物を着た間屋の女だの、金満家の隠居だの、瓢を腰へ提げたり、花の枝をかついだりして千鳥足で通るのがある。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
ところがね、ちょうどその晩兼六園の席貸しな、六勝亭、あれの主翁は桐田という金満家の隠居だ。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
之を持出して他に売れば、自分は大金満家になれるのである。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫