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一手に

いってに
副詞
1
標準
single-handedly
文例 · 用例
それに今まで聞えなかったかすかな音もみんなはっきりわかり、いろいろの木のいろいろな匂まで、実に一一手にとるやうです。
宮沢賢治 よく利く薬とえらい薬 青空文庫
ひとつおまえさんあれを一手に引き受けて遺作展覧会をやる気はありませんか。
有島武郎 ドモ又の死 青空文庫
わたしは黙つて茶をのみながら其処らを見まはすと、菓子や果物のほかに軽い食事も出来るらしいが、家内は夫婦と娘の三人きりで、主人が料理を一手に引受け、女房が勘定をあづかり、娘が給仕をするといふ役割で、他人まぜずに商売をしてゐるらしい。
岡本綺堂 赤い杭 青空文庫
猪野は小さい時分から、米の大問屋へ奉公にやられ、機敏に立ち働き、主人の信用を得ていたが、主人が亡くなり妻の代になってから、店を一手に切りまわしていたところから、今までの信用を逆に利用し、盛んに空取引の手を拡めて、幾年かの間に大きな穴をあけ、さしも大身代の主家を破産の悲運に陥れたものであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
分家も方々に散らばっており、息のかかった人たちも多いので、その附近の地盤を堅めるのに、その勢力はぜひとも必要であり、投票を一手に集めるのにその信望は利用されなければならなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
坂田は第一手に、九三の端の歩を九四へ突いたのである。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
平手将棋では第一手に、角道をあけるか、飛車の頭の歩を突くかの二つの手しかない。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
だから、第一手に端の歩を突くのは、まるで滅茶苦茶で、乱暴といおうか、気が狂ったといおうか、果して相手の木村八段(現在の名人)は手抜きをした。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして会社の経営を一手に引き受けることになった。
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今回のイベントの企画から運営まで、彼女が一手に担当することになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その難問の解決は、すべて彼に一手に任されることになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
災害時には、ボランティア団体が被災地への支援物資の配給を一手に担った。
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一手に(いってに) — 幻辞.com