後章
こうしょう
名詞
標準
文例 · 用例
その間にここに記されざる多くの苦痛がヨブに在りしことは、後章に至って知れるのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
第五に「歴史小説」第六に「伝奇小説」この両者の相違は後章に詳説する。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
これについては後章において詳しく述べる云々――というところまで読んできたところで、大隅理学士は窓下で声高にお美代と武夫をめぐる怪事件発生を話合う村人のために、それから先を読むことを妨げられたのであった。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
これも詳しくは「後章参照」だが、早く言えば、毎晩僕が夜の埠頭へ出かけて古いINKの海を眺めてるあいだに、いつからともなくこのリンピイと知り合いになったというだけなのだ。
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
だが真理については後章にゆずるとして、認識は真であり又真理の認識でなければならぬと云ったが、之は認識の例の体系的本性を離れて考えられてはならぬ。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
私は後章で英蘭及びウェイルズの出生の報告は六分の一、埋葬は一二分の一の脱漏があるものと想像した。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
遊離説話に関して、後章に於て更に論ずるの機ある可く、神話の其他の成分に関しても亦た、後章に詳かに之を説明するを得ん。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
私がやがて後章に於て起すであらう行動がこの場の心事に照らし合はせて如何にも奇怪であることよ。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫