小書き
こがき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
small script
文例 · 用例
――綾ちゃんは今年十二だが大人も跣足の巧者で真に麒麟児だね――との小書きがつけてあった。
— 長谷川時雨 『竹本綾之助』 青空文庫
又筆耕の為に二巻だけを請求したとゝれぬでもないが、其ならば、今尠し小書きでもなくては、どの巻を出してよいか、訣らなかつたはずである。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
本を集めることから、分類の事、それから分類をするに就て、其の本の目録に小書きの注を書くべきものか書くべからざるものか、解題をすべきものかすべからざるものかといふことを論じて居る。
— 内藤湖南 『支那の書目に就いて』 青空文庫
天保年間の書きものゝ小書きに「深川辺徘徊博奕渡世致居候」とある名物男で、泉町の生れであつたから、いづみ小僧といつたのを動作が敏捷だつたので「ねずみ小僧」と転訛したものだらうといふ説は、正しいかどうか。
— 木村荘八 『両国今昔』 青空文庫
歌の心に寄せて、と小書きがあってもよかったな。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
ところで、むすこがきょろきょろしながらあるいていきますと、むこうから、どこかのばあやが、こどもをつれてくるのにであいました。
— DEN FLYVENDE KOFFERT 『ひこうかばん』 青空文庫
彼のからだはすべて鉄のようで刃物などは透りませんが、ただ臍のした五、六寸のところを大事そうに隠していますから、そこがきっと急所で、刃物を防ぐことが出来ないのであろうと察せられます」 女たちは更にかたわらの巌室を指さして教えた。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
そこがきび/\して自分にはたまらず愉快だからである。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
作例 · 標準
現代の日本語では、促音や拗音を小書きの文字で表記する。
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古い手紙の端に、追伸が小さな小書きで記されていた。
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「ッ」や「ャ」などの小書きの文字を、子供が一生懸命練習している。
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