筋向かい
すじむかい
名詞
標準
diagonally opposite
文例 · 用例
人の見るが厭わしさに、早足に行く少女のあとにつきて、寺の筋向かいなる大戸を入れば、欠け損じたる石の梯あり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
今日さらわれたのは、お前が行ってる学校の正門の筋向かいの文房具屋の子供なんだよ」「馬鹿にしていらあ、僕なんかもう中学の三年じゃないか、もう二ヶ月もたったら四年で、来年は高等学校へはいるんじゃないか。
— 平林初之輔 『少年探偵 呉田博士と与一』 青空文庫
質屋の筋向かいといったのを目あてに、すぐさま北村大学方を訪れました。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
宗藤の筋向かいに野平正男という四年生の撃剣の選手で、又全校一の文章家の少年が下宿していた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
電車が動き出してから、車内をひとわたり見回すと、私の筋向かいに一見請負人らしい親分ふうの男が座っている。
— ――放浪の末、段ボールを思いつく 『私の履歴書』 青空文庫
全体に取り敢えず出て見たという風で、二階から眺めて笑うやら、笑われて急にふざけ出すやら、筋向かいの金満家の屋根では、小旦那が上って写真を撮る。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
」 療養所のすじむかいに小さい射的場があって、その店の奥で娘さんが顔を赤くして笑っている。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
……いってえ、どうしたというわけなんです」 顎十郎は、依然として無言のまま、先に立って弥太堀から横丁へ折れこみ、大きな料理屋のすじむかいの水茶屋の中へ入ってゆく。
— 咸臨丸受取 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
駅前の古い書店の筋向かいに、新しくお洒落なカフェがオープンした。
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筋向かいの家からいつも楽しそうなピアノの音が聞こえてくる。
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郵便局は、この交差点を渡ってすぐの筋向かいにあります。
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