掻き集め
かきあつめ
名詞
標準
文例 · 用例
車窓偶感の掻き集めに過ぎざるものぞ!
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
(火箸で埋火を掻き集めながら)でも、田舎では、こんな事は珍らしくないんでしょう?
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
」 そういって久助が、掻き集めた縄の屑を、一束ねに握って腰を擡げた時は、三人はもう木戸を出て見えなかったのである。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
落葉でも掻き集めて来い。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
大空の風に散れども桜花おのがものぞと掻き集めて見る 左の童女の馴君がそれに答えて、「桜花|匂ひあまたに散らさじとおほふばかりの袖はありやは 気が狭いというものですね」 などと悪く言う。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
鶏糞はわづかづつながら、掻き集めて俵に入れておく。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
熊手で掻き集め、竹籠に押し込んでは、これを擔いで山から下へ運ぶ。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
そして、中途半端になつてしまつた今日の殘りを何に使ふか、やはり煙草の畑に使ふ堆肥にする落葉の掻き集めに行かうかなどと考へた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫