したる
したる
動詞-五段-ラ行
標準
to do (for someone)
文例 · 用例
實に芥川君の文學的生涯は、死を賭したる「彼自身への戰ひ」だつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
……愛せよ揺籃より柩にまで汝を愛せし者を愛せよ、わが愛したる者のみ独り、今も猶我をば愛す。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
北の屋蔭の苔むしたる井筒に、新調の洋服涼しげなる若人二人、巴里形の麥藁帽子見よげにかぶりて、細き櫻のステツキを手すさびに振り上げ、花もまだきなる紫陽花の葉を叩きつ、あやめを隔ててこなた、うちまもり給へるなりけり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
お花、梅吉、喜三郎ことし十五の小性とて娘お蝶がませぶりをさげすみしたる樣もなく家代代の重寶をそつと小縁に運ぶ哉。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
煤の埃の中にして捨松ここに思ふ樣老店の主人三代の暖簾をくぐる町人は幾度同じ夢を見て繰り返したる榮落に街の繁華は見たるなり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
ふぶき萩原朔太郎くち惜しきふるまひをしたる朝あららんらんと降りしきる雪を冒して一目散にひたばしるこのとき雨もそひきたりすべてはくやしきそら涙あの顏にちらりと落ちたそら涙けんめいになりて走れよひたばしるきちがひの涙にぬれてあららんらんと吹きつけるなんのふぶきぞ青き雨ぞや
— 萩原朔太郎 『ふぶき』 青空文庫
ちと人が悪いようなれども一切|只にて拝見したる報いは覿面、腹にわかに痛み出して一歩もあゆみ難くなれり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
空いつの間にか曇りてポツリ/\顔におつれどさしたる事もなければ行手を急いで上へ/\と行く。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
作例 · 標準
「この仕事は私がやったるから、君はゆっくり休んでいなさい。」
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「お母さん、今日の夕飯は私が作ったるよ!好きなもの作ってあげる。」
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「この難しい課題、一人で抱え込まずに、みんなで協力してやったるぞ!」
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