薬師
やくし
名詞頻度ランク #41796 · 青空 448 例
標準
Bhaisajyaguru
文例 · 用例
灰青色した緻密の熔岩と砂礫と互層をしているところを、筋違いに岩脈がほとばしって、白衣の道者たちが大沢で祈ったのと同じように、この岩脈を十二薬師の体現と信じて、崇拝するという話である。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その最も標本的に現われているのは、越中薬師岳(二九二六米突)、信州黒部の五郎岳(二八四〇米突)などで、一体に槍ヶ岳から以北、即ち立山山脈、または後立山山脈に頗る多い。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
私が薬師岳で観察した所に依ると、凡べてのカアル皆然りとは言われないが、カアルの初期は、雪が横一文字に堆くなっているに過ぎないが、その両端の垂下力が遅く、中央が速いためか、第二期には三日月形に歪み、更に拡大して勾玉形になって来ている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
雲のために知らなかった薬師岳の稜を見るのだ。
— 宮沢賢治 『山地の稜』 青空文庫
殊に娘が十六七、女盛となって来た時分には、薬師様が人助けに先生様の内へ生れてござったというて、信心渇仰の善男善女?
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
遊女の句に名高き○駒形の駒形堂を右に見、駒形の渡船場を過ぎ、左には長屋|越に番場の多田の薬師の樹立を望みて下ること少許すれば○厩橋に至る。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
ところが政元は病気を時の人※だけで相談して、阿波の守護細川|慈雲院の孫、細川|讃岐守之勝の子息が器量骨柄も宜しいというので、摂州の守護代|薬師寺与一を使者にして養子にする契約をしたのであった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
澄元契約に使者に行った細川の被官の薬師寺与一というのは、一文不通の者であったが、天性正直で、弟の与二とともに無双の勇者で、淀の城に住し、今までも度魔法に凝り募って、種下らない者どもだ、と見えたに疑ない。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
作例 · 標準
山の頂にある古寺には、病気平癒の仏として信仰を集める薬師が祀られている。
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彼は怪我をした小鳥を拾い上げ、まるで薬師のように手際よく手当を施した。
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薬師は左手に薬壺を持ち、人々の苦しみを取り除く慈悲深い表情を浮かべている。
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