揺す
ゆす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to rock the left hand (to produce vibrato on a koto, etc.)
文例 · 用例
そして僕の耳を引つ張つて、僕の頭を揺すぶりながら、「そんなにレモンをかけて食べる人ありますか!
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
自分の感情はそっちのけに、養母が動揺するのを気味よしとする皮肉なところがあった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
岩に乗り上げた舟のように傾いた橇の底では兵士が、でこぼこのはげしい道に動揺するたび、傷を抑えて歯を喰いしばった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
ぶるぶる身慄いして、馬は、背の馬具を揺すぶった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
「ホーホケキョ」「あ、鶯かしら」 雀が二羽|檜葉を揺すって、転がるように青木の蔭へかくれた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
そうして顔を洗うために鉢の水が動揺すると、この水の定常振動と同じ週期で一種の楽音を発することがしばしばある。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
宅の洗面台はきわめて粗末な普通のいわゆる流しになっていて、木製の箱の上に亜鉛板を張ったものであるが、それが凹凸があって下の板としっくり密着していないために、洗面鉢の水が動揺するにつれて鉢自身がやはり少しの傾斜振動をする。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
微力なる私の土地解放で崩壊したり動揺する様な確信であるならば其の根柢が空虚なる為で決して充分に鞏固なるものでない証拠ではあるまいか。
— 有島武郎 『狩太農場の解放』 青空文庫
作例 · 標準
琴の演奏者は、左手で弦を揺すり、美しいビブラートをかけた。
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彼は、民謡の三味線で独特の「揺す」の技法を披露した。
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先生は、もっと感情を込めて「揺す」を入れるようにと指導した。
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