射し込む
さしこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to come in (of light)
文例 · 用例
すぐ突きあたりの大きな室は、たしか階段室らしく、射し込む稲光りが見せたのでした。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
私は真昼の太陽の射し込む窓の硝子戸に凭りかかって、半ズボンと靴下との間に生えている脛毛を、ながめてばかりいた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
うす暗くて床が低く妙に湿っぽい感じのする部屋でしたけれども、二間ほどの窓が開いていて、明りがそこから射し込むのですからその前にいる人の姿は明暗の影を帯びてはっきり見えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
温和な脚を立てている木製の寝台に純白と紫|繻子を縫い交ぜた羽根蒲団が、窓から射し込む外光を程よくうけて落着いて掛っている。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
大体、あんたは昔からおっちょこちょいやさかい、気イつけて、阿呆な真似をしなはんなや」 西日のかんかん射し込む奥の四畳半に敷いた床の上で、蚊細い声の意見をして、息絶えた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そこはゴミゴミした町中で、家が建てこみ、風通しが悪かったが、ことにその部屋は西向き故、夏の真夏の西日がカンカン射し込むのだった。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
左の肱が直ぐ窓に掛けられる樣に、そして左からと正面からと光線の射し込む位置に重々しい唐木の机は置かれたのである。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
自分の蒲團の側まで射し込む日に誘ひ出されたやうに、雨戸の閾際まで出て與吉を抱いては倒して見たり、擽つて見たりして騷がした。
— 長塚節 『土』 青空文庫
作例 · 標準
朝、東の窓から柔らかな光が射し込む。
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山小屋の小さな窓から、月の光が静かに射し込んでいた。
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木漏れ日が、森の小道に美しく射し込む。
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