欠処
けつしょ
名詞
標準
文例 · 用例
人皆それぞれに欠点・混濁・偏歪・昏暗のあるもので、一切の悪・一切の愚・一切の過・一切の苦は、各自が生まれ持つ形質気質の欠処・濁処・偏処・昏処が縁となって、世に出て来て幸いに持つところの善も知も功も楽をも、滅茶苦茶にしてしまうのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
吾人之を徳富蘇峰氏に聞く、其熊本を発する時の詩に大道平々砥不如、熊城東去総青蕪、老杉夾路無他樹、欠処時々見阿蘇と曰ふが如きは真に熊本市外の写真と謂つべしと。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫