国元
くにもと
名詞
標準
one's home
文例 · 用例
せめて代わりの人のあるまで辛抱してくれと、よしやまだ一介の書生にしろ、とにかく一家の主人が泣かぬばかりに頼んだので、その日はどうやら思い止まったらしかったが、翌日は国元の親が大病とかいうわけでとうとう帰ってしまう。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
そこで細川方の領将も、山名方の領将も国元の様子が心配なので取る物も取りあえず京都から引返すという有様。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
ここに細川方の幕僚で丹波を領している細川|下野守教春も、その数に洩れず、急いで国元へ引返して行きました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
今年十七の春父が急いで国元へ引返す際、彼はすぐに騒ぎを打ち鎮めて京へ帰れる見込みで、留守の館には姫の従者として男女一人ずつ残しておきました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
ところが、それからだんだん国元の様子が父に不利になって来て、近頃ではまるっきり音沙汰もありません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
父の行方の心配、都に小娘一人住みの危うさ、とうとう姫も決心して国元へ帰ろうとほとんど路銀も持たずただ一人、この街道を踏み出して来たのでした。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
そして、彼女を救う一番いい方法は、寺へ頼んでしばらく国元の様子の判るまで置いてもらうことだと思いましたが、乱世の慣わし、同じような悲運な事情で寺へ泣付いて来る者がたくさんあって、それをいちいち受容れていたのでは寺が堪りません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
路の二三丁も歩いたが、桂はその間も愉快に話しながら、国元のことなど聞き、今年のうちに一度|故郷に帰りたいなどいっていた。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長い海外赴任から国元へ帰省した。
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休暇中、国元にいる両親に手紙を書いた。
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国元から送られてきた地元の銘菓を皆で味わった。
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