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背にする

せにする
表現動詞-サ変-する
1
標準
to turn one's back to
文例 · 用例
※して、音なく閉め、一足運びざまに身を反した、燈火を背にすると、影になって暗さがました、塗枕の置かれたる、その身の閨のふちを伝うて、膨らかな夜具の裳、羽織の袖が畳に落ちると、片膝を軽くついた。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
そして、その一方では近藤六郎兵衛の女房がお岩を介錯して出て来たが、明るい方を背にするようにして坐らしたうえに、顔も斜に向けさしてあった。
田中貢太郎 四谷怪談 青空文庫
「それで、あさってのことなんですけど……」 じぶんが、サロンの出入りを見張るのに好都合なイスを選んだため、令子のほうは光を背にするかっこうになり、表情が観察できず、慶一はイライラした。
第2章 メリーゴーラウンド、1967年 45回転の夏 青空文庫
今のわたしたちには、雨具を背にする必要もない。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
海を背にする砂丘の斜面へ二人の男女は腰を下した。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
木小屋の位置は裏山を背にする方が北に当たったから、水の底にでも見るような薄日しか深い竹藪をもれて来ない。
第二部下 夜明け前 青空文庫
また、お手玉をつきながら、壁を背にする位置に後退するものもいる。
外村繁 澪標 青空文庫
この辺の地理にくわしいところから曹操に挙げられて、牙門将軍として用いられ、いま徐晃の副将として、共に漢水の岸に立って、次の決戦を計っていたが、徐晃が、「河を渡って陣を取らん」というのに、王平は反対して、「水を背にするは不利だ」と、互いに、意見を異にしていた。
図南の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
夕日を背にして立つ彼のシルエットが、海面に長く伸びていた。
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富士山を背にして、家族全員で記念撮影をした。
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過去の失敗を背にして、私は前だけを見て歩き出す。
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