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彫琢

ちょうたく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
carving and polishing
文例 · 用例
それどころか、たとえ小粒でも適当な形に加工|彫琢したものは燦然として遠くからでも「視える」のである。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
ポーの作品は山から掘りだしたままの鉱石のなかにひらめく金塊の趣があるが、ルヴェルの作品には彫琢の限りをつくした珠玉のような趣がある。
平林初之輔 ルヴエルの『夜鳥』 青空文庫
十一谷君の短篇集「青草」や「あの道この道」などの時代には、作品の傾向も互に近かったが、「唐人お吉」から「神風連」などになると、十一谷君の視野は時代的な広さをもち、小説形式は整備してき、表現技法は独特な彫琢を加えてきたし、私の方は逆に、作品との距離を取失い、形式や技法を無視するようになってきた。
豊島与志雄 十一谷義三郎を語る 青空文庫
彼等は動もすれば技巧を排し、言語の彫琢を否定する。
折口信夫 和歌批判の範疇 青空文庫
杜甫の詩は、彫琢の鑿のあとが覗えるけれども、一方には思い切って、背を向けて立ち去る者の、あの爽やかさがある。
原口統三 二十歳のエチュード 青空文庫
毎詩必ず豊麗はこれあり、ややもすれば詞致雑揉に過ぎ、多彩の筆路、時として流滑の調を失ふと言ふは、評家の定議なれども、この篇の如きは、「ゆく春」集中「石彫獅子の賦」と類を同うし、強て彫琢を用ゐずして才藻富贍の裡、自から素朴の香高きもの。
蒲原有明 泣菫氏が近業一篇を読みて 青空文庫
小説は自然を彫琢する。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
ただ、「春の草」は足取りはなかなか確かだが、やや先人の道を歩いてゐるやうな気がしたし、「壁」は、注目すべき野心作にはちがひないが、もうちよつと彫琢されてあることが望ましいものであつた。
――芥川賞(第二十五回)選後評―― 選後に 青空文庫
作例 · 標準
職人は、木材の彫琢を重ね、見事な仏像を完成させた。
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詩人は、言葉一つ一つを彫琢し、感動的な詩を作り上げた。
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「この宝石の彫琢、素晴らしいね。光の当たり具合で輝き方が変わるよ。」
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