不調法者
ぶちょうほうもの
名詞
標準
clumsy person
文例 · 用例
」「手前も一向に――」「不調法者達よ喃。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
実に不調法者でごわして。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
これは初めまして……手前は山木|兵造と申す不調法者で(句ごとに辞儀しつ、辞儀するごとに椅子はききときしりぬ、仰せのごとくと笑えるように)……どうか今後ともごひいきを……」 避け得られぬ閑話の両三句、朝鮮のうわさの三両句――しかる後中将は言をあらためて、山木に来意を問いつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
かように下卑た用語によらなければ表現の方法がないというのかと、私の心は今糾弾している……が、しかしいわゆる歯に衣を着せず、体裁を飾るための嘘をつかず見たままの有様を率直に、明白に表現せんとするに当たっては、私のような不調法者はなんとしても、こんな乱暴な表現に陥ってしまわざるを得ないのである。
— 北大路魯山人 『現代茶人批判』 青空文庫
ごらんな、なんとかこちらからも言ってやらなけりゃ悪いから、御承知のとおりな遠路なことじゃあるし、お民も不調法者で、したくも行き届かないが、まあ万事よろしく頼む――そうわたしは返事を書いてやったよ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
――まあ、一|献」「酒は……」「飲まんのか」「不調法者でござる」「こいつ!
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
作例 · 標準
このような格式高いお茶会に、私のような不調法者が同席して良いものか迷います。
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まったくの不調法者ですが、本日は末席を汚させていただきます。
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私は酒席の不調法者で、いつもすぐに酔い潰れて皆さんに迷惑をかけてしまいます。
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