羊歯
しだ異読 シダ
名詞頻度ランク #37739 · 青空 279 例
標準
fern (esp. species Gleichenia japonica)
文例 · 用例
〔鷺はひかりのそらに餓ゑ〕宮沢賢治鷺はひかりのそらに餓ゑ羊歯にはそゝぐきりさめをあしきテノールうちなして二人の紳士 森を来る
— 宮沢賢治 『〔鷺はひかりのそらに餓ゑ〕』 青空文庫
あちらこちらに切り倒された大木の下から、真青な羊歯の鋸葉が覗いている。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
馬返しより太郎坊まで、羊歯の小自由国や、蘚苔の小王国を保護して、樅落葉松の純林、戟を揃へて隣々相立てるあり、これありて裾野の柔美式なる色相図に、剛健なる鉄銹色を点し、無敵の冬をも呵して、一路空山|料峭の天に向ひて立つものあるなり。
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
羊歯の葉は、よあけの霧を吸って、青くつめたくゆれました。
— 宮沢賢治 『よだかの星』 青空文庫
〔島わにあらき潮騒を〕宮沢賢治島わにあらき潮騒をうつつの森のなかに聴き羊歯の葉しげき下蔭に青き椿の実をとりぬ 南の風のくるほしく 波のいぶきを吹き来れば 百千鳥 すだきわぶる三原の山に燃ゆる火のなかばは雲に鎖されぬ
— 宮沢賢治 『〔島わにあらき潮騒を〕』 青空文庫
氷羊歯の汽車、恋人、アルネ。
— 宮沢賢治 『ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ』 青空文庫
径の傍らには種々の実生や蘚苔、羊歯の類がはえていた。
— 梶井基次郎 『筧の話』 青空文庫
間もなく蕈も大ていなくなり理助は炭俵一ぱいに詰めたのをゆるく両手で押すようにしてそれから羊歯の葉を五六枚のせて縄で上をからげました。
— 宮沢賢治 『谷』 青空文庫
作例 · 標準
「森の奥深く、苔むした岩の上には、青々とした羊歯がたくさん生えていた。」
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「この地域特有の羊歯は、その美しい葉の形から、観賞用としても人気がある。」
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「春になると、羊歯の若芽が力強く地面から顔を出す。」
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