身幹
しんかん
名詞
標準
文例 · 用例
と夜具を奪りにかかる女房は、身幹の少し高過ぎると、眼の廻りの薄黒く顔の色一体に冴えぬとは難なれど、面長にて眼鼻立あしからず、粧り立てなば粋に見ゆべき三十前のまんざらでなき女なり。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
我等の往手に火の海の横れるありて、身幹數丈なる怪しき人影のその前にゆらめくを。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
中なる一人の姿|貌は宛然たるアヌンチヤタなるが、只だ身幹高く稍※肥えたるを異なりとす。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
豹のやうな木に登るものや象のやうな図抜けて大きな身幹のものゝ外は何でも捕る。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
譬えていえば、人の腕は身幹に比して何分とか、たいてい一定した割合がある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫