野良着
のらぎ
名詞
標準
clothes for doing farm work or working in fields
文例 · 用例
手足を泥だらけにした野良着のままであったが、肩を聳やかして土間に這入るとイキナリ、人形をさし上げている爺さんの襟首に手をかけてグイと引いた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
九月のはじめ、私は昼食をすませて、母屋の常居という部屋で、ひとりぼんやり煙草を吸っていたら、野良着姿の大きな親爺が玄関のたたきにのっそり立って、「やあ」と言った。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
六時少し前に飯をすまして待つてゐる駿介達の所へ、間もなく、野良着姿の親達に連れられて子供等がぼつぼつやつて來た。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
植村婆さんは、若い其等の縫いてがいやがる子供物の木綿の縫いなおしだの、野良着だのを分けて貰って生計を立てて来たのであった。
— 宮本百合子 『秋の反射』 青空文庫
霧の深いある昏れ方、赤ん坊を抱いた百姓のおかみさんが、汚れた野良着のままで自動車に乗って駈けつけて来た。
— 若杉鳥子 『浅間山麓』 青空文庫
手拭を冠った、野良着のまんまの農家の主婦が、裾をはしょって、急に自動車の行手に立ち塞がったかと思うと、右手を挙げて、「ストップ」と叫んだ。
— 若杉鳥子 『旧師の家』 青空文庫
とめはいそいで自分のたべた飯茶碗を流しの小桶の中へつけると、野良着へ手拭をしっかりかぶって、土間から自転車をひき出した。
— 宮本百合子 『共同耕作』 青空文庫
よく来てくれたなあ」 やっぱり野良着のアヤがかけよって来て自転車からマンノーをとくのを手伝った。
— 宮本百合子 『共同耕作』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は、昔ながらの野良着を着て畑仕事をしている。
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この丈夫な野良着は、多少汚れても気にならないので作業着に最適だ。
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農作業体験では、動きやすい野良着に着替えて土と触れ合った。
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