目を奪う
めをうばう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to dazzle one's eyes
文例 · 用例
拙堂も観た五色岩こそまた光彩陸離として衆人の目を奪うものであろうか。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
まるで百花撩乱のお花畑のような、ペンキ塗りの玩具箱をひっくり返したような、青春の夢のように美しくも目を奪うものであった。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
彼女は、長羅を身辺に引き寄せる手段として、胄の上から人目を奪う紅の染衣を纏っていた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
その折り場内に陳列されたものの中に、旧幕時代に佐竹家より伊達家に嫁せられたその夫人の嫁入道具一切が陳列されてあったが、大小数百点の器物は、ことごとく皆精巧を極めたる同じ模様の金蒔絵であって、色彩|燦爛殆んど目を奪うばかりであった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
妍爛目を奪うような展覧会の、奥まった三号室へ入ったとき、一番最初に目についたのは「歓の泉」と題する柏の絵画であった。
— 松本泰 『日蔭の街』 青空文庫
美しい光の円錐の中に、ジュリアを始め三人の舞姫たちが、絢爛目を奪うような扮装して登場したのであったから。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
ことにその彩色が――彩色のうち、人目を奪う紅と朱の色が大したものです。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
原子学の如きは五十年前に初めて生まれ、最近になってにわかに人の目を奪うめざましい進歩をとげた。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
作例 · 標準
夜景の美しさは、見る者の目を奪うほど荘厳だった。
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