山側
やまがわ
名詞
標準
mountain-side
文例 · 用例
そして、山体の完備を欠損するかの如くに見える放射状の側火山も、同心円の御中道も、輻射状の谷沢も、レイニーア山や、フッド山が、氷河を山頂、または山側から放流して、山の皮膚ともなり、山それ自体の一部ともなってしまうように、かえって創造的合成の効果を献げている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
雪が氷河になると、その山側を擦り下りる圧力で山体を銷磨して行く。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
氷河は勿論だが、雪|辷りが山側を磨擦する時は、富士山の剣丸尾熔岩流のように、長い舌の形によって、その舐めた痕跡が残る。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
丸屋は宿の山側にある家で、あいにくお八重の座敷の障子が明け放されていたので、鷹はそのまま表へ飛び去ってしまった。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
たしかに、海側を走る十六号線と、山側を走る一号線という二本の国道にはさまれた、あるいは、内陸を走る国鉄と、海沿いを走る私鉄にはさまれたこの一帯は、あまり人の住まないところで、低い山が折り重なり、そのあいだに複雑な谷間がひろがっている。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
後に至つて山陽の「上菅茶山先生書」に見えたやうな問題の起つたのは、福山側の望蜀の念に本づく。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
二人は大まわりをして、千早館の真裏に当る山側から塀を越えて構内へ入った。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
山越し像についての伝へは、前に述べた叡山側の説は、山中不二峰において感得したものと言はれてゐるが、其に、疑念を持つことが出来る。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
作例 · 標準
電車に乗って山側を見ると、紅葉がとても美しかった。
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旅館の部屋から海側と山側、どちらが良いか尋ねられたので、山側を選んだ。
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台風の影響で、山側の道路は通行止めになっている。
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